交通の便が悪い土地に家を買うということ

夫の単身赴任による二重生活も3カ月目に突入しようとしています。

最初の1~2カ月は、揃えるものや赴任手当などでややこしいので、今月から純粋な生活費が計算できると思います。

今回は、「交通の便が悪い土地に家を買う」ということに、どんなメリット・デメリットがあるのかを考えていきたいと思います。

もっとも重視されるのは利便性

家を買うのに、もっとも重視されるのは利便性です。好きで田舎暮らしを選択する人もいらっしゃいますが、通勤・通学・買い物などの便が良い場所を選びたい人が多数派でしょう。

わが家は駅から徒歩圏でなく、バスで10分くらいかかるという、通勤通学の便は悪い土地です。

ただ、中学校までは近く、高校以上になると不便というところです。

そして、駅から遠いため電車通勤ならバスに乗ることになります。

私の夫の場合、単身赴任前の配属先に行くには、電車乗車時間は30分程度でしたが、ドアtoドアだと1時間半かかりました。

夫の会社も電車では不便な場所にあるので、駅から徒歩15~20分ほどかかるようでした。乗り合わせが悪かったら2時間近くかかることもあります。

電車通勤、通学がメインになる人は、駅から徒歩圏の家が間違いないと思います。

ではなぜ、駅から遠いところに家を建てたのかと言うと、「交通の便が良い土地は高くて買えない」からです。

子供が小中学校に通いやすく治安が良い場所、かつ駅が近くて通勤や高校以降の通学もしやすい場所、そんな土地はまず空きがなく、そもそも物件がありません。

交通の利便性を求めるなら、中古マンションがいいですが、夫は買うなら戸建でないと嫌だといい、私も上下階に気を使わなればいけないことに疲れていたので戸建に憧れていました。

そして、駅前でも中古マンションなら安いですが、月々の管理費・修繕積立金・駐車料がかかります。駅前なので、駐車料も高めです。

そして生涯定額かは分かりません。最低でも3万円近くするので、住宅ローンを終えても、ずっと毎月万単位で支払い続けなくてはならない費用があるのは負担に感じ見送りました。

しかし駅に近い戸建住宅は物件がなく、あっても高い上に狭いです。経済的に無理をして窮屈に暮らすくらいなら、多少通勤通学の便は悪くても、広くて緑があって、予算内で買えるところに住もうというのがわが家の下した決断でした。

駅から遠いところに住むメリット

駅から遠いところに住む人が、みんな通勤に苦労しているのかというと、そうでもありません。

勤務先が近隣だったり、車通勤ができたりする人も半分ほどいます。

また電車通勤でも、最近は通勤時間にスマホを見るひとも多いです。

総務省の2014年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査によると、モバイル機器からのインターネット平均利用時間は50.5分となっています。近年はLINEなどSNSの普及によって、さらに利用時間が大きくなっていると思われます。

家にいるのにスマホを見て文句を言われることを思えば「通勤時間に邪魔されずスマホが見られるのはいい」という人もいます。

子供が小中学校のうちは、緑が多く道路幅が広い住宅地で安全に通学できるという利点もあります。

繁華街などからも遠いので、小学生のうちから子供だけでゲームセンターやファストフード店などの場所に出入りするという心配も少ないようです。休日に静かで、ゆったりと過ごせることは大きなメリットだと思います。

駅から遠い場所に住むデメリット

デメリットは、やはり電車での通勤や通学に時間がかかるということ。高校以上になると電車通学になることも多いので、そのぶん勉強や趣味に割ける時間も少なくなります。

ただ電車で参考書を読んだり、インターネットを見たりはできるので、いかに通勤・通学時間を有効に使えるかによって違ってくると思います。

あとは高齢になったとき商業施設や病院が徒歩圏内にないと、通うのに困るということ。近い将来、高齢者の運転や免許についてはもっと厳しい規律ができると思われるので、公共交通機関の利用しにくい立地は住み替えを検討しなくてはならないかもしれません。

そのほかは、売却したときの資産価値が期待できないということです。

利便性の悪い土地は、人気も薄いです。住み替えようと思っても、期待したほどの金額で売却できないこともあります。

そのためには、資産価値の落ちにくい土地を選ぶことは不可欠です。

ただ、子育てしやすい地域、小中学校の人気校区であったり、子育て世帯が多い地域であったりすると需要はあると思います。資産価値の落ちにくい、間口が大きく高低差が少ない土地ならいいかもしれません。

通勤や通学に時間はかかりますが、その時間を自分の趣味や勉強などに有効に使えるなら必ずしも悪いというわけではないと思います。

転勤族ならではの利点

通勤の便が悪くても、転勤族の場合「夫が単身赴任となる」可能性も高いです。そうなると、本宅は駅から遠くても安く買えるところにしても、赴任先では通勤しやすい地区に部屋を借りることができます。

単身なので、子育てや治安にそこまで苦悩する必要もありません。利便性が高い土地に住む良さと、郊外でのびのび過ごす良さの両方を体験できるのはいいと思います。

わが家も、夫が単身赴任となり、これまで1時間半かかった通勤時間が30分以内に短縮されたのは良かったと思っています。夫も睡眠時間が1時間以上増えたので、心に余裕ができているようです。

まとめ

交通の便利さは大事ですが、その分経済的な余裕がなくなるのも事実です。資産価値は高くても、売却しなければ、郊外の安い場所に家を建てた世帯と比べて費用はかかります。その分、高所得世帯が多いので価値観の似た人が集まる傾向はあると思います。

しかし、分不相応ながらも無理して購入した場合、周囲との価値観の差に苦しむ結果にもなり得るかもしれません。

買い物や通院にそこまで不便でなければ、駅から遠い土地がそこまで悪条件ではないこともあります。

とくに、スマホ普及率が高くなった昨今は、あらゆる年代でソーシャルメディア・インターネットの利用率が高くなっています。家では家族と会話をして、1人の通勤時間にそういったサービスを楽しむという時間の使い方もできるのは考えようによってはメリットです。

土地探しで交通の利便性がひっかかる場合は、自分のライフスタイルを考えて、メリット・デメリットを比較して考えてみるのもいいかもしれません。

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